数学Ⅰ

授業紹介 数学Ⅰ①計算

どうも、いぺんじゅ先生です!

ここからは本当に行っている授業を紹介していきたいと思います。

できれば、この記事を見た後ででもいいので

【授業づくりの心得】も読んでいただければと思います。

それではこの記事の流れは

授業づくりで考えること

今回の狙い

授業の構成⇦メイン1です。飛ばしたい人はここに飛んでください。

授業中のポイント⇦メイン2です。ここも伝えたいところです。

授業をしてみた結果、雰囲気

授業後、来年度の反省、変更点

の順で話していきたいと思います。

授業づくりで考えること

まずは生徒たちの現状に注目して、何を身につけさせたいかを考えます。

この数学Ⅰにおける計算の範囲は中学の学びなおしでもあり

高校生となって最初の授業です。

中学校でやってるから…と授業スピードを

飛ばしていきたいところですが

数学の最初のつまづき克服チャンスでもあります。

生徒たちは勉強についていけるかドキドキ…

友達と仲良くできるかドキドキ…

といった感じで不安と期待でいっぱいです。

また、授業の取り組み、雰囲気を伝えていく

という点では最初が一番大切です。

なので目標として中学範囲の学びなおしをしながら、

授業中に交友関係を作り

こちらの雰囲気を伝えられるようにすることを理想とします。

それをふまえた上で次の授業づくりの狙いをご覧ください。

今回の狙い

今回の授業の数学的狙いは「計算基礎の復習」

本狙いは コミュニケーション力 です。

数学の計算能力を養いながら、

コミュニケーションを取れるような「仕組み」を考えます。

学校、クラスによって色々な点を

考慮しながら授業づくりを行います。

授業の構成

それではこれから「実際に行った授業」の構成を紹介します。

授業を行った学校としては

数学に対してほとんどの生徒が苦手意識を持っており、

数学に自信がある生徒は1クラスに2~3人程度でした。

クラスをイメージしながら見ていただければと思います。

それでは流れを説明します。

注意点や力を入れる点は後に『授業のポイント』で話しますので、

納得いかなくても読み進めていただければ幸いです。

授業タイムスケジュール(50分授業)

出欠確認、プリント配布 5分

今回の授業内容・意図説明 5分

生徒活動 15分

解説 10分

演習 15分

で50分授業を行います。

配ったプリントはこちらです。

表が生徒活動用(授業内容)、裏が演習といった構成になっています。

⇩左が表で右が裏です。⇩

②今回の内容を生徒達に説明します。

プリント(表)で12問の問題と解答が書かれているのですが

すべて正しい解答ではなく、どこか間違いの解答が混ざっています。

正しく解答出来ているか、間違えて解答しているか

を考えて探そうというものです。

正しいものは無回答、

間違えているものには正しい解答を書き入れさせます。

初めは個人の作業にするので

わからない問題があっても合図があるまで

自分だけで考えて解答するように指示します。

先生から合図があれば教室内を立ち歩いてOKなので

お互い交換して相手の解答と見比べ、自分のと合っているか確認し、

意見共有、訂正ができればお互いのプリント下にサインをします。

5人からサインをもらえれば終了ですので自分の席に座ってください。

と伝えます。

③生徒達が実際に活動します。

この時は基本先生は見守りです。ここでは先生としてではなく

生徒マッチング機関』に徹します。

生徒が助けを求めてきても「あの子今一人やから聞いてみ?」

「あの子困ってそうやから声かけてあげて!」と

生徒の顔色、様子を見ながら結び付ける。

なるべく男女関係なく全体をかき混ぜます。

④「全員が」席についたら解説をします。

解答と解説を同時進行で行います。

ここで当てなくても問いかけするだけで

発言できれば嬉しいのですが

もし誰も発言しなければ当てながら進めます。

生徒の発言に乗せる形で解説、他の例など付け加えます。

⑤残りはプリント裏の演習です。

ここからは実際に生徒達に問題を解いてもらいます。

解答を黒板の前に貼っておき、確認してから解いてもよし、

全部解いてから答え合わせもよし。

使い方は生徒の自由にしておきます。

見たいときに見れるようにフリースペースにします。

もちろん立ち歩きOK。生徒同士教え合いを可能にします。

時間を見て活動をストップし、チャイムが鳴る前に着席出来るように促します。

最後に余った時間によって今後の事を話して授業終了です。

流れはこの通りです。次は指導ポイントを解説します。

授業中のポイント

この内容が一番大切かと思います。

一番見て感想をいただきたいポイントです。

①ですがここは特にありません。(笑)

なるべくスピーディーに、

後は配られたらすぐに名前を書かせる癖をつけるようにぐらいです。

②ここが一番大切です!

こちらの思い、今回の授業の狙いを伝えるポイントです。

ここで理解を得られなければ

時間がかかっても説明するほど大切です。

話す内容としては

まずは今回の授業内容を伝えた後、以下のことを伝えます。

私の授業では 全員わかる を大切にしています。

「自分だけ、自分の周りだけわかればいいや。」

という考えは捨ててください。

クラス全員がわかっていなければ進みません。

わかった人は次に進む、寝るのではなく

わかっていない人を教えてあげる。

サポートしてあげるようにしてください。

人には得意不得意あり、お互いが補い合って生きています。

今回は数学という教科に対してクラス全体で支え合ってください。

解けた人は悩んでる人に声をかけ、

考えたけどわからない人は素直に人に聞くようにしましょう。

もちろん教えてもらった人は「ありがとう」と感謝の一言は忘れずに

また、違う場所で困っていたら助けてあげる。

そんな関係づくりの第一歩です。

数学得意な人にも、人に教えることで自分の理解を深める

時間になり、教えていく中で新たな理解を感じるはずです。

その人が何につまずいていて、

どこから教えれば伝わるのかを考えて教えてあげてください。

「できるように」ではなく「わかるように」を

心がけて教えてあげてもらえれば助かります。

それでは実際に始めてみましょうか。

といったようにこの授業だけではなく全体の授業を通して大切なことを伝え

今回の本当の狙いである「コミュニケーション力」につなげています。

授業を通して身につけたい力を大切に

授業を進めていくためにここはとても大切です。

熱い気持ちと思いを伝えましょう。

③は②で言ったことを実現するため我慢の時です。

悩んでいる生徒、助けを求めてきた生徒に教えてあげたい、

助けてあげたいと思いますがここはマッチングに専念します。

声をかけたくてもかける勇気の出ない生徒の

背中を押してあげてください。

生徒が嫌そうな顔をしたとしても先生にやらされている

という感じを出してもいいのでとりあえず絡ませる。

第一声は先生が話してもいいと思います。

お互いが話しやすくなるまで仲介役となり、円滑に進むサポートをします。

特に男女間や元気な子と静かな子とのマッチングは先生の協力が必要です。

こちらが誘導し、積極的に交流させましょう。

フィーリングの合いそうな子達は自然と友達になります。

この授業では普段話さないだろうなと思う子達を

半ば強制的に絡ませましょう。そこで新たな発見もあるかと思います。

この形には先生側にも勇気が必要です。

正しいことを教えてあげるには教員側からの講義で十分です。

しかし知識を教えるのではなく「生徒の成長」を考え、

意味をもたせるには、

この形が今の私の中で一番だと考え、授業しています。

④ここでは「全員」が大切です。

クラスをぐるっと全員のチェックが入れば解説開始です。

ここで1問ずつスライドを使い解説していきますが、

生徒達は自分の解答に自身を持っています。

何せ5人の人に確認を取っているのですから。

「(1)はどうやった?」と問いかけると

自然と声が上がる…はず。(笑)

もし発言がなくても、解答は自分だけの解答ではないので

当てて自身のない子は少ないと思います。

バンバン当てていきましょう。

ここで先生からの解説は必ず必要です。

生徒達が自分の解答に最終的な自信を持つためにも

間違えたまま理解にしないように

ここでの解説で確実なものにしてもらいます。

また、ここで褒めることもとても大切。

よいしょの精神で彼らの行動を褒めちぎります。

⑤ここがこの授業の面白いところです。

ここからは自由に裏面を解いていきましょう。

もちろん教え合いもOKです。

と伝えると、最初は自分で解いていきますが、

終盤になると自然とさっき相談した人に集まっていきます。

ここには「あいつ大丈夫かな?」と心配

「わからん!あいつに聞こう!」という

両者の思いが混じっているように思います。

お互いの答えを見せ合いながら

一緒に解いていき出したら目標達成ですね。

もし動かなければ出来た人に声をかけ、

「見回ってあげて」と指示。

その空間を作るようにこちらは務めます。

なので③と同様に問題に対しての質問が飛んできてもグッと我慢。

「聞いたけどわからなかった」という声が

出る場合は仕方がないところもありますが

すべては教えずヒントのみ。

先生の方が早くて楽だ!と思わせないように心がけます。

先生に頼っても無駄だ…と思われるぐらい逃げます。(笑)

これで授業は終了です。

最後に活動に対してコメントをして終わります。

勉強のまとめというよりも「〇〇が声掛けしているのがよかった」

「グループで話せてよかった」など

生徒の活動にコメントしてあげてください。

そうすることで生徒に僕が大切にしていることを暗に伝えます。

最初から苦手意識を完全に振り払うことは難しいです。

「出来た」という小さな積み重ねが大切です。

粘り強く行きましょう。

授業をしてみた結果、雰囲気

この授業をしてみて生徒もこちらの出方をうかがっています。

なので、比較的素直に行動に移してくれます。

1つ前の授業は自己紹介で1時間使ったときに

生徒の苦手意識を聞いていたので

「中学の時は常に1桁だった」

「分数の計算も怪しい」など注意する生徒は何人か見ていたこと

逆に比較的に出来る生徒も数人聞いていたので、

その子達をいかに回すかを考えていました。

実際の生徒達は活動的に動いてくれました。

女子生徒はこういうときに

すぐに動いてくれるのでありがたいですね。

その後も8割9割の生徒が立って活動していたので、

座っていた生徒もすくすくと立って活動していました。

特にこの時やんちゃな生徒と静かな生徒のペアが

出来ていたのですがこのペアは1年間数学において

師弟関係のようになっていたのは今でも印象に残っています。

内容も活動しやすい内容だったのもあり、反応はよかったです。

授業が終わった後に「楽しかった!」「出来るようになった」など

と言ってくれたので(お世辞かもしれませんが…笑)

いいきっかけになったかなと感じています。

来年度の反省、変更点

反省としてはプリントの見た目として( )のズレなどや

「まとめ」の部分をもう少し綺麗に出来たなと思います

プリントは見た目もこだわるべきだなと感じました。

楽しそう、面白そう、やってみようと思えるようにを

コンセプトに来年は取り組もうと思っています。

このブログも見にくいので改善します…。(すいません。)

変更点としては今の形のまま見た目を変えるか、

活動そのものをガラっと変えるかまだ模索中です。

iPad が入ったり、コロナがあったりどうなるか

わからないのでまたまっさらにして考えます。

どちらにせよ授業づくりの軸自体は変えないように心がけます。

最後に…

これで計算練習は終わり 第2回は数学用語についてをしていくか。

数学Aの集合にいくか迷い中です。

皆様の授業に少しでも影響があったり、変化があれば嬉しいです。

まるパクリでもいいのでぜひ参考にしてください。

勇気はいりますが行動してみることが大切だと思います。

お互い「try&error」で頑張りましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

気になること、疑問に思ったこと、不満等あればコメントして

いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

以上。いぺんじゅ先生でした。